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プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:街場のメディア論(内田樹)

この本は内田樹さん「街場の〜」シリーズの一冊である。

 

ちなみには私は、街場のメディア論が「街場の〜」シリーズで初めて読む本である。

そのため、シリーズの他の本がどういう作りになっているか分からないが、街場のメディア論は著者自らが実際に行った大学の講義を元に作られている。 

 

街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

 

 

大学生の身近なキャリア論から始まり、最終的には、日本のメディアがどのようにして衰退していったかを考察する内容になっている。

 

メディアの衰退を語る箇所については、衰退の理由をメディア自身の失敗であると批評されており、この記載がこれまで紋切り型でされてきた批評とは違う切り口であるので、なかなか興味深い。

 

著書は語る、現在のテレビや新聞の衰退は、必ずしもインターネットの発展によるものだけではないと。

 

メディアがメディアの批判をしないこと、そして利用する人間自身がメディアの批評しないことにより、メディアの成長が止まっていることこそが問題であり、その原因となっていることが知性の衰退であると内田樹さんは言う。

 

この本では、もう少し詳しくメディア論を展開しており、メディアがどうあるべきかも記載されている。

 

今後既存のメディアが、インターネット社会と戦い抗うか、それとも共存しながら生きていくか、どちらの選択肢を取るのかは非常に興味深い。

(インターネット社会が発展しているので、既存のメディアには共存の道しか残されていないと思うが。。)

 

内田樹さん著の「街場のメディア論」は既存メディアの今後の振る舞いを考える上で非常に役に立つ内容になっている。

 

 

以上