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プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法

「絶対に〜」と聞くと、【ほこ×たて】というヤラセで終わった番組を思い出す方も居られるかもしれないが、この本で紹介されている会社は、【ほこ×たて】には出ていない。

 

では、なぜ「絶対にゆるまない」と言い切れるかというと、この会社が作っているネジは科学的にネジが絶対にゆるまないと証明されているからである。

【ほこ×たて】で勝つより、れっきとした理由である。

 

絶対にゆるまないネジを作ったのは、ハードロック工業株式会社という企業である。

 

私はこの本を読むまで、上記の会社を存じあげていなかったが、もしかしたら製造業や建設業に携わっている方ならハードロック株式会社を知っている方がいるかもしれない。

 

ハードロック企業を簡単に説明しておくと、本社が大阪にあり、従業員数、約70名ほどの中小企業である。

 

そして、このハードロック株式会社の社長である若林 克彦こそ、「書評:絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法」の筆者である。

 

若林社長は、ハードロックの起業前にも別のネジ会社を立ち上げている。

 

その会社でも若林社長は、「Uナット」という絶対にゆるまないネジではないが、ゆるみにくいネジを開発されている。

 

どのようにしてネジを開発していったのかはこの本で紹介されているが、大事なことは技術うんぬんではなく、アイデアを生み出す「利他の精神」であると若林社長は述べている。

 

アイデアを生み出す「利他の精神」は、ネジを作る技術者だけではなく、他の多くのものづくりを行っている人たちにも当てはまることであると思う。

 

しかし、「利他の精神」ほど難しいものはなかなか無い。

 

それでも、成功者達は、自分のやっているものづくり(他人の利益につながるもの)について考えながら、日常を過ごす。

 

そして、トライ&エラーで商品を改善していく。これがものづくりの本質であり、絶対にゆるまないネジを生んだ理由であろう。

 

 

また、絶対にゆるまないネジ作りのこと以外でこの本で特徴的なものが、中小企業の生き残り方についての記載であった。

 

簡単に社長が提言されているものを以下に記載する。

 

①最初はトップが自らあたる

②最終ユーザーの評価・ニーズを把握する。

③知名度を上げる努力を怠らない

④なんでもいいから他社にない特徴をつくる

⑤情熱をもって粘り強くあたる

 

それぞれの詳細については割愛するが、多くのものは中小企業の社長だけではなく、会社で働く人すべてに当てはまることではないかと思う。

 

「絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法」には、ネジを作る上での必要な技術だけではなく、働く人が必要な考え方が散りばめられている。

 

 

中小企業の社長の方や中小企業の社長になろうとしている方には、中小企業が生き残るための極意みたいなものの記載も多いので、オススメしたい。

 

以上

 

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法