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脱力で生きていくためのブログ

プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (野澤千絵)

 

住宅過剰は、もっと取り上げられるべき問題である。

 

昔は、マイホームを買うことが社会人のステータスの1つでした。

「昔は」という表現は正しくないのかもしれないです。

今もなお、新築の一戸建てや新築マンションは増え続けています。

増えているということは、需要がある程度見込めるからなので、新築の一戸建てや新築マンションを講習する人は後を絶えないといえるでしょう。

価値観が多様化している現在でさえも、マイホームを買うことが一種のステータスであるといえるでしょう。

 

しかし、このようなマイホーム神話の反動は徐々にでてきているといえるでしょう。

「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路」では、その反動について詳しく解説してくれています。

 

その反動は、田舎と都会ともに生じています。

 

親が暮らしてきた家やマンションに、子どもたちは暮らさなくなりつつあります。

暮らさないだけではなく、子どもたちは結婚すると新たにマンションや家を購入します。

そうすると、親が死んだときに、親が暮らしていた家に住む人がいなくなります。

その場合、親が暮らしてきた家は空き家になってしまいます。

 

これが、老いる家  崩れる町に繋がります。

空き家の手入れはお金がかかるため、空き家は放置され続けます。

手入れされていない家は崩壊の危険や景観を乱すことになり、そういった地域には新たに人が住み着かなくなります。

 

こういった現象は、すぐ目の前まで来ています。

特に団塊の世代が亡くなる時期になると、空き家問題は顕著に現れてくるでしょう。

上の問題だけではなく、住宅の値崩れから生じる経済問題など、様々な社会問題を併発する可能性があります。

 

全ての原因は、住宅過剰社会といえるでしょう。

自らの返済能力を超える住宅を購入していたことに端を発するサブプライム問題となんら違いはないでしょう。

住宅過剰に作り続けたツケは、近い将来やってくるでしょう。

「老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 」には、その辺りのことが詳しく載っています。

 

老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書)

老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書)

 

 

以上