日本酒を飲みながら、自由を探すプログラマー

プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評: 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)(汐街コナ、ゆうきゆう)

巷で話題になっていたので、読んでみました。

この本は、社会問題になりつつあるパワハラや過労死を筆者である汐街コンさん自身の体験をマンガにした1冊になります。

 

【「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由】は1ページ目から衝撃です。

筆者自身の体験談から始まるのですが、電車に飛び込もうと考えるシーンから始まります。

 

2016年の日本の自殺者数は2万1764人。

日本には自らの命を自らで絶つ人がこんなにもいます。

そういった不幸な結末になってしまった原因というのは、それぞれの理由があるに違いないです。

トルストイも「幸せな形はどれも同じであるが、不幸な形は様々である。」という趣旨の言葉を残しています。

 

不幸の形は様々であるといっても、自殺という帰結を迎えるのは間違っています。

ただ、自殺者が間違っているのではないです。

自殺しか選べないところまで、追い込んだ原因が間違っています。

そうなんです。

日本には、人々を自殺に追い込むような巨悪が山のように蓄積しています。

 

もしかすると、日本で多くの自殺者が生じる原因に遺伝的な問題があると言われる方もおられるかもしれません。

確かにそういった家系は存在します。

有名どころでいうと、哲学者のヴィトゲンシュタインの家系は遺伝的に自殺者が多いと言われています。

同様に、日本人の自殺者が多い理由の1つにも、遺伝的にセロトニントランスポーターが少ないからだと言われることもあります。

セロトニントランスポーターが少ないと、日常生活から不安を感じやすくなります。

 

遺伝的に不安を感じやすいとはいえ、こんなにも自殺者がいるのは異常です。

さらに自殺を考えた人になると、もっと多いはずです。

筆者のように電車に飛び込んだら、楽になるのにと考えた人は多いのではないでしょうか?

 

とりあえず言えることは、少しでも自殺を考えるなら、その苦悩からさっさと逃げたほうが良いです。

真面目に暮らす必要なんかありません。

 狂った噂や意見に耳をかすぐらいなら、自分が楽しいことを選ぶべきです。

でも、人は言います。辛いことが自分のためになると。

ただ、辛いことはいつまで経っても辛いことです。

すぐに逃げましょう。 

 

しかし、人は無責任に圧力をかけてきます。

他人の気持ちなんて分かるわけがないのでしょうが無いのですが、そういう奴に限って俺の、私の気持ちを分かってくれみたいなことを言ってきます。

あなたが限界に達しようともです。

 

限界に達する前に、逃げるべきです。

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由には、逃げる方法が載っています。

 

本当にツラい状況にある人は、活字を読むことさえ苦痛になります。

しかし、マンガになると簡単に読むことができます。

そういった意味でも、「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由は生きるのがツラい人間のバイブルになってもらいたい1冊です。

 

 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

 

以上