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脱力で生きていくためのブログ

プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:学校で教えてくれない音楽(大友良英)

この本の著者である大友良英さんは、音楽の世界ではかなり有名な方です。

大友良英さんの演奏される音楽は、実験音楽やフリージャズといった音楽なので、J-POPを日頃聞いている方には馴染みがない人かもしれません。

あまり馴染みがない人も、大友良英さんの名前は覚えておいて損はないと思います。

大友良英さんは間違いなく、日本を代表する音楽家なのですから。

 

そんな大友良英さんが行った音楽における対談や授業をまとめたのが、「学校で教えてくれない音楽」になります。

どんな対談や授業が行われているかというと、以下のようなものになります。

 

1,音を出す(ゲスト:大熊ワタル、上原なな江)

2,うたってみる(ゲスト:さや(テニスコーツ))

 補論:いい歌ってなんだろう(ゲスト:Phew、さや)

3,学校じゃないところの音楽(ゲスト:沼田里衣)

4,学校じゃないところで教わった音楽

 

これらで紹介されている音楽を一言で表すなら、「自由な音楽」という言葉がピッタリです。

音楽のイメージが自分の中で固まっている人がこの本を読んだら、間違いなく価値観が変わるでしょう。

なぜなら、音楽とは本来、自由なものだからです。

 

実際に、学校で教えられる音楽には自由のかけらもないです。

そのせいで、だいたいの人間が音楽を嫌いになります。

私も、音楽の授業が嫌いだった人間のうちの1人です。

 

音痴や楽器ができないと、音楽の評価は低くなります。

評価が低いだけだとまだマシです。

音を外すことが絶対悪になるので、学校の授業で音を外す人間は音楽を人前ですることが嫌になります。

学校の音楽の受業は、音楽好きを作っているのではなく、音楽嫌いを作っています。

まぁ、美術や体育についてもおんなじことが言えると思います。

(受業が楽しくなくなるのは、教師の考え(クラシックこそが音楽みたいな)が矮小なことに起因するような気がしますが。)

 

音楽は本来楽しいものです。

この考えは、音楽の受業が嫌いだった人間も共感してくれるでしょう。

「学校で教えくれない音楽」は、そんな楽しかった音楽を思い出させてくれます。

ぜひ、生徒を音楽嫌いにさせる音楽の受業を行う先生方には、読んでもらいたい一冊です。

 

学校で教えてくれない音楽 (岩波新書)

学校で教えてくれない音楽 (岩波新書)

 

 

以上