脱力で生きていくためのブログ

プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:闇ウェブ(セキュリティ集団スプラウト)

闇ウェブ、つまり、ダークウェブについて書かれた本です。

 

一般的にウェブといえば、サーフェイスウェブやら、ディープウェブを想像する人がほとんどである。

サーフェイスウェブとは、GoogleやYahoo!で検索できるウェブサイトのことである。

つまり、IDやパスワードを入力しなくても、閲覧可能なものである。

また、ディープウェブとは、IDやパスワードを入力しないと、閲覧できないウェブサイトを意味する。

しかし、このディープウェブへつながるリンクは、サーフェイスウェブから検索可能である。

 

この「闇ウェブ」で紹介されているダークウェブは、このサーフェイスウェブよりもさらに奥底にあるウェブサイトのことを意味している。

普通にGoogleやYahoo!で検索している人なら、決して関わることのない世界である。

 

一般的にTorという通信方法を利用して、ダークウェブを利用することになる。

Torを利用すると、暗号化技術を利用した通信方法で、自らのIPアドレスを隠すことができる。

そのため、身元がバレてはいけない人がこれを利用するのである。

 

例えば、闇世界の人間が麻薬や拳銃やらを取引するために、このダークウェブを利用する。

犯罪に使われているなら、このダークウェブを取り締まれば良いと考える人もいるかもしれないが、話はそんなに簡単ではない。

特に自由がない世界においては。

 

独裁国家の活動家などは、自らの行動を国家に知られていけない。

そのため、自らの行動を秘匿するために、ダークウェブを利用している人もいるのである。

こういった人たちを守るためにも、ダークウェブは維持し続けなければならないのである。

 

ダークウェブを取り巻く環境は、複雑である。

犯罪の温床になっているのは否定できないが、一方で人々を助ける役割を果たしているのである。

本のタイトルである「闇ウェブ」は、犯罪の温床になっているダークウェブの側面をとらえた造語であろう。

 

犯罪者は、このダークウェブをTorとビットコインで利用する。

自らの情報が警察にバレないようにするために。

 

Torの暗号を解いたといってる国家もあるが、真偽は分からない。

とりあえず、許せないのはTorという技術を利用して、私利私欲のため犯罪を犯す輩である。

まぁ、そのうち、そんな輩は裁かれることになるとは思いますが。

 

闇ウェブ (文春新書)

闇ウェブ (文春新書)

 

 

以上