脱力で生きていくためのブログ

プログラマーの雑記になります。書評多し。技術少なし。

書評:スノーデン 日本への警告(エドワード・スノーデン, ベン・ワイズナー)

 

ニュースを見る人間なら、一度はエドワード・スノーデンの名を聞いたことがあるだろう。

そして、スノーデンを知っている方々の多くは、スノーデン=お尋ね者という方程式ができあがっているだろう。

反対に、彼が何を犯したのかを知っている人間はほとんどいないかもしれない。

 

エドワード・スノーデンは、大国アメリカを敵に回した人間である。

彼がしたことはウサマ・ビンラディンのような大量殺人ではないが、アメリカから追われることになったのである。

では何をしたのかというと、機密情報を暴露したのである。

世界中の市民のプライベートな活動をアメリカが監視している証拠を、世界に向けて発信したのである。

 

 私自身、スノーデンが悪か正義かを決められないでいる。

確かにスノーデンがやったことは、正義に基づいた行動かもしれないが、多くの人間の行動に影響を及ぼしていない。

むしろ、テロリストの行動は人々のプライバシーを犠牲にしてでも、監視すべきだいう人が多数派かもしれない。

多くの人間が、監視を礼賛しているというのが事実である。

 

まぁ、テロリストなら普通に暗号化するだろうし(Torなんかを使うだろう)、FaceBookやGmailでやり取りしないだろう。

こういった事実から、監視社会を非難している人、監視社会を礼賛している人の両方に対して、賛成できないのが事実である。

個人的には決められないので、監視社会するか否かはきちんとした選挙で決めてくれればいいという立ち位置である。

監視されて人に見らてはいけない情報もないし、監視されなくても生き方は変わらないからである。

 

スノーデンに話を戻そう。

スノーデンの問題点は、何といっても、スノーデンを保護する国々が胡散臭すぎることである。

 

「スノーデン 日本への警告」では、スノーデンがどういったことを危惧して、国家機密を暴露したかがつづられている。

正直胡散臭い。

ロシアかアメリカどちらにつくかといったら、アメリカである。

 

スノーデンが言うように、市民の行動を監視していることを内緒で行うことは悪である。

 では、オープンにしたら、どうだろうか?

オープンにして、市民を監視したらどうだろうか?

 

上に書いたように、私はその社会を否定も肯定もしないが、社会が求めている形を取るべきである。

スノーデンは、国が市民を監視しているという証拠を示しただけである。

それ以外でも、それ以上でもない。

ましてや、ジャーナリズムでもない。

 

実際に、国が市民を監視していることは、証拠がないだけで自明だった。

スノーデンは、何がしたかったのだろうか?

この本を読んでも、なぞである。

 

スノーデン 日本への警告 (集英社新書)

スノーデン 日本への警告 (集英社新書)

  • 作者: エドワード・スノーデン,青木理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/04/14
  • メディア: 新書
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以上